こんにちは。
川畑です。
今日は、「なぜ、コアなリピーターを着実に増やすのにビジョンが重要になるのか」というテーマでお届けしたいと思います。
はい、タイトルのまんまですね。笑
よく、ビジョンは重要だとかって言われますよね。
ビジョン合宿とか言って、その人のビジョンを言葉にするために箱詰めにするようなセミナーもあるようですね。
僕は参加したことないのでわかりませんが。
けど、そういう商売が成り立つぐらい、みんなビジョンを描けるようになりたいってことなんだと思うんですよね。
じゃあ、多くの人が求めるビジョンって、果たしてどれぐらい重要なのか?
また、そのビジョンが重要であるならば、その理由についてしっかりと掘り下げたいと思います。
深い共感を呼ぶビジョンがあると、コアなリピーターが集まる
まず、結論から言うと、ある一定の層が深く共感するビジョンがあれば、コアなリピーターが集まるようになります。
コアなリピーターが集まれば、とうぜん売上はかなり安定します。
それどころか、コアなリピーターというのは、自分のことをよく理解して慕ってくれている人たちでもあります。
だから、お客さんとして関わっていて、とても楽しい人たちなんですね。
売上は安定して、しかもサービスを提供していて楽しい相手とだけ関われる。
お金の不安も、人間関係のストレスもありません。
コアなリピーターで回るビジネスって、かなり理想的だと思うんですよね。
もちろん、リピーターだからと言って、イコールあなたがリリースする商品を全て買う人たちのことを言っているわけではありません。
あなたが10この商品をリリースしたと仮定したら、2つだけ買った人も、10こ全部買った人も、みなリピーターという風に定義しています。
あなたがいろんな商品をリリースする中で、そのリピーターが自分にとって必要だとピンときたら、買ってくれればいいわけです。
そんなリピーターが1000人いれば、その人は一生安泰でしょう。
だからぜひあなたにも、集客活動するときは、お客さんを集めるという意識ではなく、「コアなリピーターを集める」という意識で行って欲しいなと思います。
そして、そのコアなリピーターを集める上で、ビジョンは欠かせないんですよね。
なぜビジョンがあると、コアなリピーターが集まるのか
なぜ、ビジョンがあると、コアなリピーター集めにつながるのでしょうか。
その理由は、現代は多くの人が“誰かのビジョンを必要としているから”なんですね。
1990年まで、日本はほとんどの人が共通のビジョンを描いていました。
それは、大企業に勤めていれば一生安泰だ。というものです。
戦後、何もなかった日本が立ち上がり、45年間はどんどん経済力を伸ばしていきました。
その経済力を伸ばしていく中で、たくさんの人にとっての人生の成功パターンを作り出してきました。
良い成績をとって、良い会社に就職して、家もローンを組んで購入し、結婚して子供に恵まれて、、、
というサザエさん的な生き方をみんな目指していました。
たくさんの人が共通のビジョンを描いていたからこそ、そこに向かって走ったわけですし、そのおかげで実際に日本は豊かになっていきました。
ところが、1990年以降、バブル崩壊とともにその成功パターンは崩れ去ってしまいました。
今や有名な話ですが、平成29年からはいよいよ厚生労働省の方で副業が推奨されるようになり、パナソニックやみずほ銀行などでも副業が認められるようになってきました。
つまりこれは、終身雇用によって担保されたサザエさん的な生き方が崩壊されたということです。
有名な話ですね。
また、年金を払ってても将来受け取れないのではないかという不安も大きくなっていることから、寿命が伸びていく割に長い目で見たときの将来がどんどん絶望的になってくるような社会になってきています。
つまり、「こうすれば幸せな未来やがってくる」という“ビジョン”が失われてしまったのです。
この傾向は、特に日本は強いです。
例えば、内閣府の出した若者(13歳~29歳)を対象にした調査のデータによると、若者が不安に感じていることがよくわかります。
コチラの画像が、そのデータを一覧で表したものです。
例えば、十分な収入が得られるか?という質問項目に対しては、実に77.1%の人たちが不安を感じています。
また別の質問項目でも、老後の年金に関しても74.2%の人が不安を抱えていることがわわかりました。
社会の景気動向に関しても、67.2%の人たちが不安を抱えているようです。
ちなみにこのデータは、平成30年11月~12月に取られたデータであり、コロナ前ですし、もっというと消費税が増税される前の話なんですよね。
おそらく、今同じ調査をしたら、もっとずっと不安を抱えている人の割合が多くなっていることでしょう。
明らかに将来に対する不安の割合が高すぎます。
このような社会的背景があるために、「たくさんの人が共通して抱えるビジョンが消失している」ということが言えるのです。
未来に対して希望が持てたら、今頑張ろうって思えるじゃないですか。
将来に対して希望が持てないから、今頑張ろうって思えないし、なんとなくどうしたらいいかわからない不安を抱えながら、日々過ごさなければならないんですよね。
7~8割以上の人たちが、ビジョンを渇望している
さて、ここからも分かる通り、7割以上の若者たちが、将来に対する希望を求めています。
この記事の文脈にあった言い方をすれば、7割以上の若者たちが「ビジョン」を求めているのです。
ビジョンとは何か。ビジョンとは、
「こんな未来を実現したい」
「将来こんな風になりたい」
そんな未来のイメージのことを、ビジョンと言います。
つまり、ビジョンとは、「生きる希望」なのです。
そのビジョンを求めている人がすごく多いです。
このビジョン喪失時代において、深い共感を得られるビジョンを示すことができた人のところに、その人のことを慕う人たちが集まってきます。
だから、今僕らが日本社会に向けて一番やるべきことというのは、「ビジョンを示すこと」なのです。
あなたが今もっとも実現したいビジョンを、発信していくことなのです。
ビジョンを発信し、お客さんを集め、幸せな小さい経済圏を築いていく。
それが、僕がブログのタイトルにもしている“新未来マーケティング”の本質なんですよね。
このブログでは、うるさいぐらい色んなところでビジョンが大事だ、新未来が大事だとか、そういうことを手を替え品を替えながら色んな角度で伝えているのは、こういった時代背景があるからなんですよね。
今求められているのは、ノウハウなんかじゃありません。
ノウハウ発信で情報を集めても、ノウハウはグーグル検索すれば腐るほど出てきます。
だから、そこで勝負してもライバルが多すぎるのでブラックオーシャンです。
そうではなく、ぜひ、あなたのビジョンに共感して集まるマーケティングを、構想してみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回は終わりたいと思います。
ちなみに、深い共感が集まるビジョンを描くには、この記事でご紹介しているワークに取り組むと、ビジョンの元となる価値観や考え方、強みなどを発掘することができます。
ぜひご参考ください。
それでは、以上で終わります。
ありがとうございました。