こんにちは。
「新未来マーケティング」を提唱している、川畑と申します。
本職は、マーケターをしております。
この記事は、このブログに初めて訪れてくれた方に向けて、「このブログはどんな目的で書いているのか」を綴っています。
結論から言うと、このブログは「新未来マーケティング」をあなたに実現していただけたら嬉しいなという想いから記事を書いているのですが、
じゃあその「新未来マーケティングとは、一体どんなものなんじゃい?」という疑問が湧いてくると思うので、そのテーマに沿って詳しく話していきたいと思います。
新未来マーケティングとは何か?
結論から言うと、新未来マーケティングとは、
あなたの理想の未来を発信し、共感した人をお客さんにしていくマーケティングのこと
なんですね。
「新未来」とは、あなたが描く理想の未来のことを指しています。
この未来が、見込客にとって非常に強く共感されるものであれば、一気にコアなファンになってくれます。
結果、コアなファンが集まったコミュニティが出来上がり、集客に困らない状態へ育っていきます。
この強い共感が集まる未来像のことを、僕は“新未来”と言っているんですね。
では、なぜこれからの時代では、新未来が重要になってくるのでしょうか。
ポストコロナ時代で消えるビジネスと、これから伸びるビジネスを分けるもの
僕がこの記事を執筆しているのは、2020年6月11日時点です。
ですから、まさにコロナ禍に置かれている状況で、緊急事態宣言は解除されても、東京アラートという得体の知れない警告が発せられ、なかなか日常生活に戻れずにいる、という状況下にあります。
第2波がいつくるのか、みたいな議論もされている中でもあるので、僕が今執筆している時点では、いつこのコロナ禍が収束を迎えるのか、いまだに予想がつかない状態にあります。
そんな、いつコロナ禍が収束するか、予想がつかない状態の中で「ポストコロナ」、つまりコロナが収束した後の話をしても、ピンとこない人が多いのかも知れません。
「今目の前の、下がった売上をどうにかしなければならないんだ」
と、正直苦しい状況に追い込まれている人が多いのも事実だと思います。
ですが、僕が正直に感じることは、
- ポストコロナがどんな時代になっているかをしっかりと想定し、それに向けて着々と準備を進めていった人
- 世界がどうなるか分からない今の状況に対して不安に襲われてしまい、闇雲に行動し続けてしまった人
この両者におとずれる未来というのは、全く違うものになるのではないかと考えています。
というのも、すでにコロナの渦中にいる現在において、2019年まで当たり前に通用していたのに、全く通用しなくなってしまったやり方、手法が一気に増えていきます。
もし、2019年までに通用していた“古い”やり方というのを、ウィズ・コロナ時代や、ポストコロナ時代でも同じようにやり続け、そしてポストコロナでも同じようにやり続けていたら、そのビジネスは間違いなく尻すぼみになっていくでしょう。
なぜ、そこまで言い切れるのか。
それは、コロナ禍が訪れたことによって、たくさんの人たちの“価値観の大転換”が加速しているからです。
コロナによって加速した、価値観の大転換
では、コロナによって、価値観の移り変わりが、どのように加速していったのでしょうか。
「なんだよ、新未来マーケティングの話と全然関係ないところにいってるじゃないかよ。」
と、なんだかツッコミを受けそうですが(笑)
この価値観の転換がすごく重要になってくるので、あなたがウィズ・コロナ時代ももちろんのこと、ポストコロナで活躍していただくためにも、しっかりとおさえておいて欲しいところなので構わず話を進めますね。
そもそも、今の日本というのは、失われた30年と言われていたわけです。
なんとここ20年以上、先進諸国の中で唯一GDPが全く成長していない国なんですね。
びっくりするぐらい日本は、全く成長していません。
これはなんでかというと、高度経済成長期“前”までしか通用しなかった「物づくりの国」というアイデンティティを、いまだに貫こうとしているからです。
確かに1990年までは、物を作っていればよかったかも知れません。
3種の神器という言葉を社会の教科書で習いましたが、みんな冷蔵庫を持っていなかったですから、冷蔵庫を売るのはそこまで難しくありませんでした。
ところが、バブルが崩壊してからは、すでに誰もがある程度高品質な家電を取り揃えている状態です。
すでに冷蔵庫を持っている人に冷蔵庫を売るのは、冷蔵庫を持ってない人に売るよりはるかに難易度があります。
つまり、1990年以降は、「すでにみんな生活に必要な物は全て持っている」という状態になっているわけですね。
よく、「モノからコトへ」と言われておりますが、この転換が日本人はできていない。
みんな冷蔵庫持っているのに、いまだに冷蔵庫を売ろうとしています。
ですが当然ながら、冷蔵庫は、みんな持っていなかった戦後の時代に比べ、はるかに売りにくくなっていますね。
特に1990年以降というのは、「すでに誰もが物を持っている」時代になっているんですね。
だからそれまでと同じ考え方で、“いかに物質的な豊かさを提供していくか”という考え方でビジネスをしていては、通用しないわけです。
物質的な豊かさを象徴する“悟り世代”の出現
さて、モノが溢れかえり、特にお金をガツガツ稼がなくても、こと日本においては、暮らしに不自由しないぐらい物質的に豊かな暮らしが手に入るようになりましたね。
僕は1992年生まれですので、まさに家に家電は全て揃っていて、パソコンやゲームで娯楽の時間を満喫することが、小さい頃から当たり前のようにできていました。
そんな、一見幸せそうな僕らの世代は、あるとてつもなく大きな問題を抱えるようになり始めていました。
それは、「僕の生きる意味ってなんだろう?」という疑問です。
これは、今までの歴史の中では、一部の裕福な貴族だけが、暇な時間を持て余して考えるようなものでした。
明日も生きていけるかどうかが不透明だった奴隷から、哲学的な思考や発想が生まれてはきませんでした。
ところが、今ではただの中高生が当たり前のように“生きる意味”について真剣に悩み、考えるようになったのです。
実際に、イギリスのガーディアン紙が、1980年〜2000年までに生まれた世代に対して調査を行った結果、
- 高い給料をもらうよりも人のためになる仕事をしたい⇒44%
- 勤務先が社会に貢献していると働く意欲が増す⇒36%
という結果が出ており、モノが溢れかえった時代に生まれた人というのは、物理的な豊かさよりも、「社会の役に立てている」という実感から生まれる「自分の生きる意味」という心の豊かさを欲するようになりました。
要は、僕らは生きる意味を実感したいんですね。ものすごく。
これは、人類の時代の大転換を象徴している出来事で、いくらモノを与えても、喜ばれなくなってくるのです。当たり前だから。
自転車しか持ってない人が車を手に入れたら、「えっ、めっちゃ早く移動できるやん!」と興奮するけど、すでに車を持ってる人に車を売っても、その感動って自転車に比べてだいぶ下がりますよね。
もう物から得られる興奮、幸福感というのは、どんどん薄まっているのです。
そういった時代背景があるので、今僕ら人類は、「生きる意味」や「気持ちや心の充実感」を渇望するようになっているということですね。
ですので、「ただ物を販売しているだけ」という販売業者さんは、これから淘汰されていくでしょう。
しかし、物の販売やサービスを通じて、心の豊かさを提供できるビジネスというのは、これからも繁栄していくことになるでしょう。
心が豊かになるビジネスとは何か?
では、ここまでの時代の大転換の話を踏まえると、
「その心が豊かになるビジネスって、一体どういうものなの?」
という問いが生まれると思います。
その答えが「新未来」なのです。
みんな今、心から生きる意味や心の充実というのを求めるようになっています。
これは言い換えれば、人生の“目的”を見失っている状態です。
明治以降の日本は、富国強兵という政策を打ち立て、「先進国に追いつけ追い越せ!」という共通の目的を持って、直走っていました。
戦後も、何もないところから懸命に経済を盛り上げてくれたおかげで、今僕らは贅沢な暮らしができています。
僕らの祖先は、このように「理想の未来を叶える」という目的を持って生きていました。
ところが、僕らは現在、日本の祖先の方々が掲げていた理想の未来を生きています。
その結果どうなったかというと、「理想の未来」を失ってしまったのです。
向かうべき未来がなくなってしまうと、僕らはどういう目的を持って生きていけばいいのかわかりません。
つまり、僕らは“未来ロス”という症状に悩まされているんですね。
だからこそ、これからの時代は、1人1人がそれぞれの人生にあった「理想の未来」を再定義しなければなりません。
今、もっとも必要とされているのは理想の未来です。
もしあなたが、たくさんの人から「その未来、僕も目指したいです!」と強い共感を持ってもらえるような理想を描けたら、あなたのビジネスはどんどん加速していくでしょう。
新しい未来を作り、その未来に人が集まってくるビジネスを作るために、「新未来マーケティング」という新しい概念を提唱しました。
新未来マーケティングを実現すると、ストレスのない成功が実現します
従来型のマーケティングではなく、新未来マーケティングでビジネスが成功したら、はっきり言ってストレスは全くなくなります。
そのうち、別の記事で「従来型のマーケティングと、新未来マーケティングの違い」について詳しく扱いますが、端的にまとめると、
従来型のマーケティングの特徴は
- ビジネスが短命で終わる確率が高い
- 常に競合を気にして、競い続けなければならない
- 売り手側の情熱よりも、「いかに売れるか?」ばかりを優先しなければならない
- 広告費が高騰すると、一気に収益化が苦しくなる
- 時代の変化が起きると、一瞬でお客さんが離れてしまう
などなどが挙げられます。
それに対し新未来マーケティングは、
- ビジネスが長く続く
- 全く競合を気にせず、つまらないリサーチに時間を浪費しなくなる
- 今、一番提供したいものを販売することが、もっとも売上につながる状態になるので、商品を売れば売るほどビジネスが楽しくなる
- 広告費が高騰しても、全く集客に困らない
- ちょっとやそっとじゃ顧客が離れないので、時代の変化に強い
といった特徴が挙げられ、一言にまとめれば「ストレスがない上に、売上も安定している」状態を作ることができるんですね。僕としては、まさに理想的な成功を手にすることができるのではないかなと思っているのですが、いかがでしょうか。
ここまでお読みいただけたあなたであれば、今「新未来」が必要とされる理由は、なんとなく分かっていただけているかと思います。
ただ、この新未来マーケティングというのは、実現するのに苦労します。
まず、自分自身が情熱を注げて、かつ一定の人たちに強い共感をしてもらえる「新未来」を描くのが大変です。
自分のことをよく知らなくちゃいけないし、世界のこともしっかり勉強しなきゃいけない。
そして新未来を描くだけではなく、当然ながらある程度お金を稼ぐことができるマーケティング力も求められますよね。
新未来マーケティングというのは、「理想の未来」×「マーケティング力」と2つの思想とスキルが掛け算になって成り立っている考え方ですので、この両方を着実に伸ばしていかなければなりません。
時間もかかるし、一筋縄じゃいきません。
現に僕も、うんうん唸りながら本を読み漁り、いろんな人とお仕事をさせてもらいながら「新未来マーケティング」の形を少しずつ作り上げている最中です。
けど、諦めずに新未来マーケティングを積み上げていけば、その先ではあなたが、心に不自由を抱えることなく、もっとも自分らしい状態で成功を手にすることができるのです。
だからあなたにも、新未来マーケティングを実現して欲しい。そう考えています。
このブログで提供しているのは、「新未来マーケティングの作り方」です
このブログでは、あなたが新未来マーケティングを実現するためのヒントになる情報を、いろんな角度からお届けしていきます。
- 最先端のマーケティングノウハウ
- 新時代に合ったコピーライティング
- 哲学、心理学、マインドセット
- 歴史
- 経済学や政治など
- サイエンス
などなど、幅広く情報をお届けしていきます。
もはや、自分の専門分野だけを突き詰めていけばいい時代は終わりました。
これからは、広く深く学んでいき、この世界のことをより正しく理解した人が、活躍する人です。
ちょっとビジネス用語的に言えば、ゼネラリスト(知識やスキルの幅が広い人のこと)的なスペシャリストが、これから活躍する人材なんですね。
ですから、僕も勉強しながらですが、ぜひ一緒に勉強してくれる人が増えてくれたら嬉しいなと思い、頑張ってブログを書き続けていこうかなと思っています。
ぜひ、これからも更新する記事を楽しみにしていてくださいね^^
川畑快